2022/09/28解決事例
事例⑴：相続問題（遺産分割）
林間国際法律事務所がこれまでに携わった案件の実績・事例の一部を紹介します。
今後も随時、様々な分野の事件や裁判の解決事例をご紹介する予定です。
分野
相続問題（遺産分割）
相談内容
被相続人の生前に、被相続人の預金を勝手に引き出して、自分のために使い込んでいたと思われる相続人がいるのですが、親族間で話がつかず、遺産分割ができません。どうにかできないでしょうか。
対応と解決結果
銀行口座の取引履歴を銀行に照会するなど、複数の手段を用いて遺産に関する資料の収集・分析を行いました。その結果、被相続人の病状等から、明らかに出金できない時期や状況で出金がされていることが判明しました。
その後、遺産分割調停を申し立て、ポイントを整理した主張を行った結果、裁判官・調停委員の理解を得て、相手方相続人に被相続人の意思に拠らない出金・使い込みを認めさせることができ、ご依頼者様にご納得いただける内容で分割に合意することができました。
コメント
被相続人と同居していた相続人が、被相続人の生前に（またはご逝去後にも）、預貯金を引き出して使い込みをしてしまうという事例は思いのほか多くあり、本件も同様の事例でした。
労力、時間のかかる対応となりましたが、客観的な資料の収集・分析を経て、少しずつ外堀を埋める形で粘り強く手続きを進め、最終的には使い込みを相手方に認めさせることができました。金銭的な解決よりも心情的な解決を重視されたご依頼者様にご満足いただけた案件でした。