2026/08/10解決事例
事例⑼:離婚協議(調停移行なし)——代理人間交渉で財産分与・養育費を一括解決
林間国際法律事務所がこれまでに携わった案件の実績・事例の一部を紹介します。
今後も随時、様々な分野の事件や裁判の解決事例をご紹介する予定です。
l 分野
離婚・家族法
l 相談内容
配偶者から突然別居を告げられ、離婚の方向で代理人間の交渉を進めたいとのご依頼をいただきました。婚姻期間中に形成した不動産・預貯金・保険等の財産分与、未成年のお子様の養育費・扶養、年金分割について解決することが必要でした。また、相手方からは婚姻費用の請求もなされており、離婚の早期成立も重要な課題でした。
l 対応と解決結果
相手方にも代理人弁護士が就いており、双方代理人間での書面交渉を重ねました。財産分与の対象・評価額については、双方で不動産の査定を取得した上で合理的な算定方法を協議し、双方の親からの援助金の特有財産性や教育費口座の取扱い、クレジットカードの清算等、細かな点まで丁寧に詰めていきました。養育費についても、算定表を踏まえながら双方の事情を考慮した金額で合意に至りました。最終的に調停に移行することなく、財産分与・養育費・年金分割・子の扶養等の全事項について合意内容を公正証書に盛り込み、離婚が成立しました。
l 弁護士コメント
本件の特徴は、複雑な財産関係を、裁判所の手続を使わずに代理人間の交渉のみで解決できた点です。不動産の評価方法・特有財産の範囲・教育費の取扱いなど、争点ごとに双方の主張を丁寧に擦り合わせ、公正証書という形で強制執行力のある合意を成立させることができました。離婚に際して公正証書を作成しておくことで、将来の養育費の不払い等に備えることができます。また、早期解決により依頼者の心理的・経済的な負担を最小限に抑えられた事案でもありました。離婚をお考えの方は、お早めにご相談ください。

